越前ガニと松葉ガニの違い

ズワイガニと言う蟹がいますが、このズワイガニと言う蟹は、日本の中では日本海側では山口県から北海道にかけての海域、太平洋側では茨城県から北海道にかけての海域、そしてオホーツク海などに生息していると言う特徴があります。
大きいものになると、甲羅の大きさは12~15センチほどの大きさになり、全長は70センチを超えるものもいると言います。ズワイガニは、地域により幾つかの呼び名が有りますが、越前ガニや松葉ガニなどはその代表的な呼び名と言えます。
越前ガニと松葉ガニの違いと言うのは、ズワイガニと言う意味において違いは有りませんが、水揚げが行われる場所による違いと言う物が在るのが特徴です。
尚、ズワイガニにはオスとメスがいるのですが、メスの蟹は越前ガニや松葉ガニとは言いません。
越前ガニと言うのは、福井県の港に水揚げされるオスの蟹で、メスはセイコガニと呼ばれています。一方、松葉ガニは山陰地方で水揚げされるオスの蟹で、メスはおやガニと呼ばれているのです。
尚、越前ガニなどは、毎年11月6日が解禁となっているのですが、オスは翌年の3月20日頃までが解禁時期であり、メスについては乱獲防止や自然保護などの目的で、産卵が行われる前の1月10日までが漁の可能時期としているのが特徴です。